笑と笑と(ショートショート)

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か行

第七十回 笑と笑と・【渇望】

のどが渇いた人が水を欲しがるように、心から願望すること。「そんな訳で特技を渇望している訳なんだけど、“何かを飲んだときにむせそうになっても、それを周囲に悟られることなく、あえてもう一口飲み込んで咳払いをひとつし、事なきを得る” っていうのは...
さ行

第六十九回 笑と笑と・【支障】

さしつかえ。さしさわり。「 “口笛、巻き舌、指パッチン” という三大特技オプションが備わってなくても、何とか明るく生きてるわ…」「要所要所においてスマートじゃないってだけで、生活に支障は無いしね…」【談】唇をすぼめて息を吹いてみても乾いた音...
た行

第六十八回 笑と笑と・【当事者】

その事柄に直接関係を持つ人。「酢豚にパイナップル論争って結局終結したのかな…?」「給食から遠ざかってると当事者意識が薄れるよね…」【談】ポテトサラダにりんご論争の行方も気になります。おかず×果物のマリアージュは祝福されない運命にあるのでしょ...
ま行

第六十七回 笑と笑と・【免罪符】

贖宥状。自身の罪や落ち度に由来する非難を免れる名目等のこと。「小学生の時とか、自分の似顔絵描いて “美化80%” とか注釈つけてたの、あれなんだったんだろうね?」「可愛く描きすぎだろ、という批判の目をすり抜けるための免罪符としては、すこぶる...
あ行

第六十六回 笑と笑と・【逢魔が時】

夕方の薄暗くなった時分。魔物に遭遇する、あるいは大きな災禍を蒙ると信じられている。「夕方に近所の人に会って、 “こんにちは” って挨拶したら “こんばんは” って帰ってきたときの気まずさに耐えられない…」「あ、これが本当の意味で逢魔が時かな...
ま行

第六十五回 笑と笑と・【盲点】

比喩的に、案外に、誰もが見落としているような点。「折りたたみ自転車ってさ、たいてい折りたたまないよな。」「盲点バイク…」【談】一応、念のため、万が一のことを考えて解説いたしますと、マウンテンと盲点をかけさせていただいております。リバーシブル...
さ行

第六十四回 笑と笑と・【整合性】

矛盾がなく一貫性があること・ズレがないこと「今まで “海の藻屑となる” を間違えて “海のもずくとなる” と勘違いしてたわ…」「海産物ってことで一応は整合性とれてる気するしね…」【談】日本一有名な海産物姉妹といえば漫画 “あさりちゃん” の...
か行

第六十三回 笑と笑と・【形容】

ものの姿や性質などを、いろいろな言葉・例えを使って表すこと「名探偵コナンの決め台詞を試しに逆にしてみたら、 “見た目は大人、頭脳は子供” でただのヤベー奴だった…」「一連のバイトテロリーダーの形容として最適かもね…」【談】いい年こいて何やっ...
ら行

第六十二回 笑と笑と・【落差】

落下または流下する水の、高低二か所における高さの差。転じて、高低の差。「高校のときの担任が地区PTAのことを “ちくぴー” と涼しい顔で略していたのが、ものすごく気恥ずかしかったな…」「強面だっただけに、その落差がね…」【談】先生がこの発言...
あ行

第六十一回 笑と笑と・【泡沫(うたかた)】

「夏休みに親戚のおばちゃんに “これで花火でも買って” って渡されてたお小遣い、本当に全部パーッと花火で使い果たしちゃって…。せめて何分の一かでも残せてればなぁ…」「泡沫の如く夏の夜空に散っていったよね…」【談】夏休みという小学生なら否が応...
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