第六十一回 笑と笑と・【泡沫(うたかた)】

あ行


「夏休みに親戚のおばちゃんに “これで花火でも買って” って渡されてたお小遣い、本当に全部パーッと花火で使い果たしちゃって…。せめて何分の一かでも残せてればなぁ…」

「泡沫の如く夏の夜空に散っていったよね…」


【談】
夏休みという小学生なら否が応にも荒ぶる時期。もらった千円を握り締めて小さな商店に駆け込む…。火薬の匂いと共に懐かしく思い出されます。
ちなみに管理人は父が花火大会で良かれと思って最前列に連れて行ったらあまりの爆音にビビッて大泣きした思い出がトラウマとなり、未だに打ち上げ花火に点火が出来ません。噴出し花火なら何とか点火できますが、右手に点火用の花火を持ち、なおかつ肩で右の耳を塞ぎ、左手は耳を塞ぎながら腰はへっぴり、という姿で臨み、“見ているほうがハラハラするから代われ” と促されて事なきを得る、というスタイルを確立しています。

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