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笑と笑と(ショートショート)

第四百八十九回 笑と笑と・【証拠】

事実・真実を明らかにする根拠となるもの。あかし。「年齢を重ねるとどんどんツラの皮が厚くなっていく、とかよく言われるけど、本当に厚くしなきゃならないのはTシャツの生地だったんだということに最近気づいてしまった…」「ペラッペラのTシャツが似合う...
た行

第四百八十八回 笑と笑と・【血で血を洗う】

報復の連鎖。血族間の争い。「”血で血を洗う” は聞いたことあるけど、”肉で肉を巻く” は聞いたことないからお母さん、弁当作りで相当追い詰められてたんじゃないかなって思う」「ウィンナーのベーコン巻きかぁ。夢の共演。いや、狂宴かな…」【談】当時...
さ行

第四百八十七回 笑と笑と・【為出かす(しでかす)】

ふつうでは考えられないような大きなことや大失敗をする。「むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました」「桃太郎かな?」「おじいさんは山へシバかれに」「じじい何しでかしたん?」【談】その報復で今度はおばあさんが相手を河川敷...
さ行

第四百八十六回 笑と笑と・【青雲】

青みがかった雲。また、よく晴れた高い空。「ねぇお母さん、”せいうん” って何?」「え?せいうん?」「うん。これ、漢字の宿題なんだけど…」「あぁこれね。…青雲…。♪それは~君が~見た光~ 僕が~見た~希望~♪」「お母さん?」「♪青雲~それは~...
さ行

第四百八十五回 笑と笑と・【生態】

人間の、社会生活におけるありのままの姿。「”散歩” と称してひもで縛ったぬいぐるみを引きずり回すのって3歳児のよくある生態なのかな?」「あぁ…赤ちゃんマンがほこりまみれに…」【談】上の娘も幼少期にこの市中引きずり回しの刑を執行していたので、...
か行

第四百八十四回 笑と笑と・【決断】

意思をはっきりと決定すること「日傘…。2つ折りにするか3つ折りにするか…」「まだ迷ってんの?」「2つ折りのほうは長傘タイプにもなるのよ。ちょっとお店入るときとかたたむのに便利かなと思って…」「じゃぁ2つ折りでいいじゃん」「でもやっぱ基本はカ...
さ行

第四百八十三回 笑と笑と・【供える】

神仏や貴人の前に、物をととのえて差し上げる。「ただいまー」「お帰り。ごめんね急に買い物頼んじゃって」「うん。一応全部買ってきたんだけどさー。バナナが…」「え?なかった?」「いや、あったんだけど…。見てコレ」「青…っっっ!」「たった今農園から...
な行

第四百八十二回 笑と笑と・【粘着質】

ねばり強く、感情的な動きが少なく、保守的で、時に爆発的な感情放出を行う気質。「毎朝食べてるから分かるんだけどさ、ひとくちにバナナといっても二つのタイプに分かれるのよ」「ほう」「ひとつめはさらっとしてるタイプね。表面がさらさらで、手でちぎりや...
や行

第四百八十一回 笑と笑と・【悠々】

ゆったりと落ち着いたさま。「私の中に ”三大信用できない時計” というものがあってだな」「ほう」「まず一つ目は給湯器。風呂入ってるときに見るんだけど、上がった後の部屋の時計と若干違っているような気がしないでもない。でもあえて確認もしてない」...
は行

第四百八十回 笑と笑と・【剥がす】

表面に張り付いているものを力で取り除くこと。「子供の頃、”友達にあげるプレゼントの中身がどーしてももう一度見たくなって、貼られたセロハンテープをそーっと剥がす” っていう技術は身についていたんだけどさぁ」「いつ役に立つん、その技術w」「それ...
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