第二百四回 笑と笑と・【一抹】

あ行

ほんのわずか。かすか。


「子供が学校で先生のことを “お母さん” と呼んじゃうのはあるあるだと思うんだけど」

「クラスに一人はいたな〜」

「こないだ逆の現象が起こって…」

「逆?」

「家で “先生、あ、間違えた。お母さん” って言われて」

「息子君可愛いな」

「一抹の寂しさを感じてしまうのは何故なんだろうね…」

「影響を与える大人のパーセンテージが微妙に変わったんだろうね…」


【談】
第二子誕生に伴い、間違えて下の子を上の子の名前で呼んでしまうことが多々あり、子供心にも複雑な心境が芽生えたりするのかな、と思ったりもします。

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