第三百三十一回 笑と笑と・【摩耗】

ま行


かたい材質の物が、すりへること。特に、機械の部品や道具にいう。





「この長い長い下り坂を、君を自転車の後ろに乗せて、気が気じゃないのは君の気持ちよりも、ブレーキの摩耗だと思う」



「二人分の負荷を悟られたくないし」



「5時半の夕焼けにも間に合わにゃならんし」



「そりゃブレーキにぎり握りしめる手にも力入るよな…」



【談】
現在、子乗せ電動アシスト付き自転車で近所を乗り回っています。いつも以上に安全運転に気を配らなくてはならないため、下り坂の “こがなくてもいいボーナスステージ” でも力一杯ブレーキを握りしめ、自らをハードモードに追い込んでいくという苦しい走行体制となっていますが、それでも何とかアシスト (強) のおかげで坂道ともども乗り越えられています。

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