第四百四十一回 笑と笑と・【享楽】

か行


思いのままに快楽を味わうこと。




「昨日嫁にさー、そんな享楽的な生き方でどうする、もっと後先考えて行動しろって説教されちゃって…」




「何wどうした?ギャンブルでもしちゃった?」




「いや、味噌汁の話」




「味噌汁!?」




「夜中に小腹空いちゃってさぁ、何かないかなって漁ってたら、インスタントの味噌汁があってさ、味噌と具が分かれているタイプで、油揚げと長ネギ選べなくて両方イッちゃったのよ。それが嫁にバレちゃって…」




「具だけダブルで食べたんかw」




「ペア組めなかった味噌の気持ち考えたことあるのか、そしてそのどストレート味噌汁を飲む羽目になった私の気持ち考えたことあるのかって…」




「まぁ嫁の気持ちもわからんでもないがw」




「まぁ春雨スープでも時々やっちゃうから、その鬱憤が溜まってたのかもしれん」




「前科一犯だったか…」


【談】
インスタント味噌汁は “あさげ” が好きでよく購入するのですが、開けてみると具と味噌の袋が交互に並んでいる “ワンハンドでさっと取り出せる仕様” になっていることにいつも感心し、優しい世界で生きているなぁと思いながらいつもすすっています。

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