直接に要点を突くこと。遠回しでなく、すぐに本題に入ること。
「昨日息子とふざけて相撲取ってたら、嫁がうちわ持って行司やりだしてさ」
「ほのぼのエピだな」
「四股名も読み上げてくれて、“に〜し〜、育ちざ〜かぁ〜り〜”」
「息子君ね」
「“ひがぁ〜し〜、働きざぁ〜かぁ〜り〜”」
「中年の星だな」
「んで八卦良いのこった、でがっぷり四つになって、最終的にはオレが居反りで勝ったんだけどさ」
「決まり手えげつねぇな。そこは負けたれや」
「敢闘インタビューで嫁に “いつ横綱に昇進するんですか” って、藤井アナでも聞かないような短刀を直入されてさ、“まずは目の前の取り組みに集中して、自分の相撲を取るだけです” …って言うしかなかったわ…」
「…通づるものがあるな…」
【談】
もしも私が土俵入りするならば四股名は “花盛り” か “色盛り” にしたいことろですが、呼び出しの時点で物言いがつく、という前代未聞の事態に陥りそうなので自重しておきます。
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