第二百六十四回 笑と笑と・【伏線】

は行

のちの展開に備えてそれに関連した事柄を前のほうでほのめかしておくこと。



「…でさ、そこで初めてふせんが回収されたんだよ」


「…ふせん?」


「そ、会話が噛み合ってなかったり、鏡に映ってなかったりって…ラストに実は主人公はすでに死んでいたってオチに繋がんだよ」


「…それさ、もしかして伏線のこと言ってる?」


「…ふ…く…せん?」


「そ、付箋じゃなくて伏線。お前ずっとふせんって言ってる」


「えー!…オレずっとふせんだと思ってたわ。恥っず」


「付箋を回収、だとただのテスト明けの解放感だな」


【談】知人が本を薦めてくれたときに間違いに気付いたのですが指摘できずそのままスルーしてしまいました。カテゴリー的には “鼻毛出てますよ” と同じくらい、指摘ハードル高めです。

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