第二百二十五回 笑と笑と・【バタ臭い】

は行

西洋風である。また、西洋かぶれしている。


「ねーちょっとこれ見てー」

「何これ?ヒロが描いたの?」

「そー。何描いたか分かる?」

「うーんと?これは…ねずみ?…牛?分かった。干支だ」

「何か違和感ない?」

「…ありまくりだな。これ、羊…黒いな」

「それ多分ひつじのショーンよ」

「…西洋の羊が加わっとる…」

「それだけで一気にバタ臭さが加速するわよね…」


【談】
ひつじのショーンが笑うとき、顔の横に口がニュッと出てくるのですが、この表現方法に西洋の風をいたく感じるのは私だけでしょうか。

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