死ぬまで運命を共にするという覚悟を表す言葉。または、道連れにして死んでやるという脅しの言葉。
「ほら、ミミ、おやつだよー」
「ねぇお姉ちゃん」
「んー?」
「ミミさぁ、ジャーキー美味しそうに食べてるね」
「そうねぇ」
「そのジャーキーって、人が食べても美味しいのかなぁ?」
「…ええー?」
「何かお父さんのおつまみっぽいし」
「まぁ見た目はね…じゃあ食べてみる?」
「えー?お母さんに怒られないかなぁ?」
「大丈夫だよ。内緒ね。じゃあ姉ちゃん食べてみるね…モグモグ…」
「…どう?」
「…うん、美味しい!サラミみたい!」
「本当?」
「ナオも食べてみなよ!」
「うん、いっただっきまーす!」
「…(ペホ…)」
「グム…ゲホ…何これ!めっちゃまずいじゃん!」
「…マズ…オエ…」
「ちょっとー!何で嘘ついたのよー!」
「いや…死なばもろともと思って…オエ…」
「…ゲホ…ひっどー!」
【談】
ネットスーパーでささみ缶を注文したところ、間違えてペット用を頼んでしまい、姉に騙されて食べた苦い記憶がフラッシュバックしました。私が口に入れたのを見計らってからティッシュに吐き出した姉を視界の端にとらえ、その一瞬の機転に4歳という超えられない大きな壁を感じた出来事でした。
コメント