第七十三回 笑と笑と・【日の目を見る】

は行

今まで埋もれていて誰にも注目されていなかったことが注目されること


「いざというときのためにかばんのポケットに入れてた絆創膏、日の目を見る前に袋から剥き出しになって朽ち果ててたわ…」

「使命を全うしたかっただろうに…無念…」


【談】
ファミレスでもらっておいたお手拭はカッピカピに乾燥し、誰かにあげようと思っていた飴は溶けて原型を留めていませんでした。いざ出陣、と号令の下らなかった兵どもはかばんの底で夢のあと…。悔恨の至りです。

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