笑と笑と(ショートショート)

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ま行

第五十四回 笑と笑と・【見誤る】

見て捉えたところが別のものだというような、間違いをする。「車のワイパーを止めるタイミングを見誤るたびに、自分はつくづく運動神経が無いんだなと思う」「半目状態で止まったときの情けなさよ…」【談】霧雨のときのワイパーの選択にいつも迷うし、北国の...
た行

第五十三回 笑と笑と・【太刀打ち】

実力で張り合うこと。まともに勝負すること。「朝、寝坊して慌ててその辺のもの着て家飛び出してさ、よくよく自分の格好見たときに上下カーキ色だったときの衝撃ったらないよね」「RIKACOでもその組み合わせには太刀打ち出来ないと思うわ…」【談】実際...
は行

第五十二回 笑と笑と・【翻って】

今までとは別の方面に目を転じて。「エントリーシートに自分の長所を出来る限りたくさん書けってあって、頑張っても3つしか浮かばないんだけど、この “小銭の落ちた音に誰よりも早く反応して拾える” っていうのは書いてても大丈夫かなぁ?」「翻って短所...
あ行

第五十一回 笑と笑と・【おいそれと】

依頼、必要に対して、すぐさまには(応じられない)。きがるに。「手っ取り早くヤベー奴感を出すにはマスクに凝るのが一番よね。迷彩とか」「おいそれと声かけられない雰囲気がね…」【談】黒いマスクの人には動きを止められ、後ろから “トリートメントはし...
さ行

第五十回 笑と笑と・【浸透】

水などがしみとおること。また、思想、風潮、雰囲気などが次第に広範囲に行きわたること。「突然ですがクイズです、デデン!」「いつもながら唐突だな」「ことわざ穴埋め問題です。○○を埋めなさい。 “柳の下にいつも○○がいるとは限らない”。 さて何?...
あ行

第四十九回 笑と笑と・【否めない】

否定しようにも否定できない。「いや、分かるよ、分かる。可愛いもん。一生懸命やってる姿も健気だし。でもやっぱり、 “何を見せられてるんだろう感” は否めないよね」「予想通りだったね。動物に筆持たせて新元号書かせるの…」【談】新元号発表記念とい...
ら行

第四十八回 笑と笑と・【凌駕】

他のものを超えてそれ以上になること。「こないだじーちゃん家行ったとき、着ていったパーカー褒められてさ」「あーこないだ買ってたやつ?」「格好いいだろ、ゼブラ柄だよって自慢したのよ」「うんうん」「そしたら “ほう、そうか、ジブラ柄か” って発音...
は行

第四十七回 笑と笑と・【閉口】

言い負かされたり圧倒されたりして、言葉に詰まること。「夫婦円満の為には旦那褒めとけってよく言うじゃん」「定説だね」「こないだプリンターが壊れたんだけど、修理してくれてさ」「すごいじゃん」「だからすごいね~!素敵!天才!本当ありがとう!って褒...
か行

第四十六回 笑と笑と・【心許ない】

気づかわしい。頼りなくて不安だ。「試験にシャーペンじゃ心許ないからって、鉛筆を持参する慣習って、あと何年続くのかな…」「試験中にシャーペン壊れて使えなくなったことがある人の統計、一度出してみるべきだと思う」【談】昨今のシャーペンの性能を鑑み...
か行

第四十五回 笑と笑と・【掻き消される】

すっかり消す。跡形も無く見えなくする。「嵐の活動休止報道で誰よりも影響受けたのって、関脇・玉鷲だと思う」「初優勝のニュース掻き消されちゃったもんね…」【談】この一件で私の中の玉鷲像が “地味に強い” から反転し “強いけど地味” とより地味...
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