笑と笑と(ショートショート)

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あ行

第十九回 笑と笑と・【致し方ない】

仕方がない。止むを得ない。「子供に箸の持ち方を注意するたび、脳裏にくわまんの握り箸が浮かぶんだけどこれって致し方ないことなのかな…」「だいじょうぶだぁ世代の軽いトラウマ…」【談】見てはいけないものを見てしまった、という最初の記憶かもしれませ...
ま行

第十八回 笑と笑と・【滅相もない】

とんでもない。あるべきことではない。「君、聞いたよ。日曜日に遊びに行った上司の家で、おもむろに戸棚に合ったガンプラ解体してピタゴラスイッチ作って、最後に “休日出勤反対” って旗立てたんだって?いやぁ、なかなか出来ることじゃないよ」「いえ、...
ま行

第十八回 笑と笑と・【黙殺】

無視して取り合わないこと。「コンビニで『温めますか』って聞かれたから『はい、僕も』って言ったら黙殺されたんだけど忙しかったのかな?」「たぶんそれ裏で “寒がり” ってあだ名付けられてるよ」【談】コンビニにおける長時間労働、営業時間短縮の是非...
は行

第十七回 笑と笑と・【没頭】

一つのことに熱中して他を顧みないこと。「まゆ毛整えることに没頭しすぎて…くっきーの白塗りメイクのつんくになったわ…」「それでは歌っていただきましょう。シャ乱Qで “いいわけ” 」デデッデッデッデー【談】テスト前などにしばしば見られ...
は行

第十六回 笑と笑と・【腐心】

あることを成し遂げようと心をくだくこと。苦心。「自撮りの加工に腐心しすぎて免許証の写真を受け入れられない…」「SNS世代の闇…」【談】管理人はスマホカメラを起動したときに、操作を誤りレンズを顔側に切り替えてしまったときの無防備な自分を直視で...
た行

第十五回 笑と笑と・【突拍子もない】

とんでもなく調子はずれである。突飛である。「結局あの二人って、双子だったのかな…」「どうしたん、突拍子もなく」「いや、ヤンボーマーボー天気予報のこと考えてた」「すこぶる懐かしいな」【談】丸っこい体躯につぶらな瞳。茜空の下でトラクターを背景に...
は行

第十四回 笑と笑と・【膝から崩れ落ちる】

悲しみや驚き、ショックなどで思わず倒れこむ。「スーパー行ってきたんだけど…」「あ、お帰り。今日カレーにするんだっけ。」「肝心のカレー粉忘れた…」「野菜と肉は買ったのに?」「玄関で気づいて思わず膝から崩れ落ちたわ…」「よし、肉じゃがに変更しよ...
か行

第十三回 笑と笑と・【微か】

やっと感じ取れる程度であるさま。「私ってAカップじゃない?」「そうだっけ」「形が良ければ “美乳” じゃない?」「まあ、そうね」「でも私の “びにゅう” は “微乳” よね。ささいな乳、わずかな乳、かすかな乳…。感覚は人それぞれよね…!」「...
さ行

第十二回 笑と笑と・【強いていえば】

あえて。無理にいえば。「短足のメリットって何かあるかな…」「強いていえば、社交ダンスを踊るときに重心が安定するんじゃない」【談】確かウリナリ社交ダンス部でK2の堀部が言ってました。懐かしい。エンクミとか今何してるんでしょう。
ま行

第十一回 笑と笑と・【まごうかたない】

間違えようがない。確かである。「あごににきび出来たんだけど、思われにきびってことでいいのかな」「それまごうかたなき吹き出物だと思う」【談】もはや ”大人にきび“ というフレーズで包み隠せない…妙齢をひしと感じる瞬間です。
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