笑と笑と(ショートショート)

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さ行

第二十八回 笑と笑と・【末恐ろしい】

将来どうなるか予想もつかない。「幼稚園児が先生、と言い間違えてお母さん、って呼んじゃうことって良くあると思うんだ」「あるあるだね」「でもうちの息子、間違えて先生の下の名前呼び捨てで呼んじゃったんだって…」「末恐ろしいな」【談】頬を赤らめた先...
あ行

第二十七回 笑と笑と・【甘んじる】

与えられたものが不十分でも不満などを言わず受け入れる「時間を聞かれてイジられる、って人生、もう甘んじて受け入れることにするわ…」「結婚おめでとう、江頭さん。式、楽しみにしてるね。」【談】昔、春日という名字の先輩に憧れていて、私の中で春日=さ...
あ行

第二十六回 笑と笑と・【あまつさえ】

別のものごとや状況が、さらに加わる様。「消しゴム貸したら4つ角使い、鉛筆の芯ををぶっ刺し、あまつさえいい匂いだからってかじっちゃったってどういう了見?」「いちご味じゃなかった…」【談】いちご味の消しゴム使ってるってことは恐らく小学生で、その...
さ行

第二十五回 笑と笑と・【忸怩たる思い】

深く恥じ入ること。「昨日ストッキング伝染してさ、捨てようと思ったんだけど好奇心でちょっとかぶってみたのね。」「あるあるだね。」「そして鏡見てみたんだけど、そこには…」「そこには…?」「いつもとあまり変わらない自分がいてさ…」「…」「あんな忸...
や行

第二十四回 笑と笑と・【やぶさかではない】

…する努力を惜しまない。気が進まないわけではない。「日曜日のデート遊園地?あんま気が進まないなぁ…」「えーいいじゃん。行こうよ~」「でも君が檻に収監されて、グミ100円で買って与えたりしてもいいなら やぶさかではないよ。」「あ~ん私、人殺到...
ま行

第二十三回 笑と笑と・【身につまされる】

他人の不幸などが、自分の境遇・立場と思い合わさって切実に感じられる。「背の低い中学生が、自分の足のサイズより明らかに大きなスニーカーを 履いているのを見ると、コンプレックスが逆に強調されてる気がして、 身につまされる思いがするわ…」「とりあ...
か行

第二十二回 笑と笑と・【奇をてらう】

わざと普通と違っていることをして人の注意を引こうとする。「こないだ街コン行ったんだけど」「うんうん。どうだった?」「渡されたカードの職業欄に “逆反面教師” って書いてあったんだけど どういう奇のてらいかただと思う?」「うん、それただの教師...
は行

第二十一回 笑と笑と・【袋小路】

ものごとが行き詰って先に進めない状態。「前々から言おうと思ってたんだけどさ…」「何なに?」「あなた卵かけご飯はチンする派でしょ。」「おうよ。」「そのこと “たまちんご飯” って言うの………やめてくれないかな…?」「…」「…」「…ダメ?」「う...
あ行

第二十回 笑と笑と・【如何(いかん)ともし難い】

どうにもならない。どうすることも出来ない。「夜中小腹がすいたときに限って “悪魔の” トーストだのおにぎりだの思い出すのって、もう自分では如何ともし難いよね…」「不可抗力飯テロ…」【談】この流れをうけて、ボリュームたっぷり、かつ低カロリーな...
あ行

第十九回 笑と笑と・【致し方ない】

仕方がない。止むを得ない。「子供に箸の持ち方を注意するたび、脳裏にくわまんの握り箸が浮かぶんだけどこれって致し方ないことなのかな…」「だいじょうぶだぁ世代の軽いトラウマ…」【談】見てはいけないものを見てしまった、という最初の記憶かもしれませ...
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