第四百七十五回 笑と笑と・【小火(ボヤ)】

は行

大きくならないうちに消し止めた火事。




「お誕生日おめでとー!! (クラッカー鳴らす) 」




「ありがとー!! …あれ?そのクラッカー、中身なんも出てきてないけど…」




「あーこれ?音だけ鳴るやつみたいよ」




「え?今そんなのあんの?」




「まぁ片付けしなくていいから便利だよね」




「そんなぁ。火薬くさいリボン集めて頭にかぶるまでがお楽しみなのに…」




「やってたけどw」




「不発のリボン集めてミニクラッカー作り直して遊ぶまでがお楽しみなのに…」




「それもやってたけどw」




「ケーキのろうそくに燃え移っちゃってプチ炎上するまでがお楽しみなのに…」




「ボヤまで楽しむなwww」




【談】
掃除の手間を軽減したくてついつい中身なしクラッカーを買ってしまうのですが、蛍光灯のかさに色とりどりのリボンがぶら下がってる光景って結構楽しかったよなぁ…と懐かしく思い出されます。

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