第五百回 笑と笑と・【穴があったら入りたい】

あ行

身を隠したいくらいに恥ずかしい




「こないだ旦那がさー、”これ、社長にもらったんだけど…” って洒落た包装紙に包まれた箱もらって帰ってきたのよ。サイズ的にお菓子っぽかったし、ちょうど夕飯の後だったからお茶入れて、子供たちも呼んでテーブル座ったのよ」




「ほうほう」




「んで旦那が、”よし、開けるぞー” ってパカッて開いたら…」




「開いたら?」




「ゴルフボールだったの」




「www」




「その後の食卓の気まずさったらなかったよね。”さ、風呂入るか…” ってひとりひとり解散してく感じで」




「そのゴルフボールも穴があったら入りたかっただろうね。二重の意味で…」




【談】
実話です。
旦那の ”…うわ、美味しそうなゴルフボールだなーw” という冗談だけがむなしくその場に響き渡りました。

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