第百五回 笑と笑と・【たぎる】

た行

激する気持ちが盛んにわきおこる。わきあがる。


「98、99、100…っと。ふー。こんなもんかな」

「鬼の形相でジャンピングスクワットしてたけど…どしたの?」

「もー。今からショッピングモールの餅まきに行くでしょ。そのイメトレ!」

「イ、イメトレ…?」

「そう!空中で餅をキャッチしたら素早くしゃがんで足元に落ちた餅を拾う。これをいかに俊敏にできるかがカギね」

「…たぎってんな…くれぐれもケガだけはしないでね…」


【談】
暇なときにちょっと脳内でイメトレするくらい、餅まき全般に興味があります。しかし、趣味と言えるほど参加したことはない…。節分の時期によく開催されているとはいえ不定期だし、自分も近所も上棟式の予定は今のところない…。こんなにも餅乞いをしたいのにフラストレーションはたまる一方です。いつか裃を羽織って民衆に餅をばら撒きたい…。どんな努力をしたらそこに辿り着けるのか分からない、そんな悶々とした夢をモチ続けています。

コメント