第三百二回 笑と笑と・【放蕩】

は行

思うままに振る舞うこと。特に、酒や女遊びにふけること。





「そりゃま、適度に遊ばせたいなとは思ってる。けど、もうこれは放蕩レベル、となると “少しは周りを意識して行動してみてはどうか” と苦言を呈したくなる」



「…あれ、息子君、進路決まったんじゃなかったっけ?」



「違うのよ、毛先の話」



「毛先?」



「“遊べっつーから思いきり遊んだのに、後からゴチャゴチャ文句言うなよ” っていう毛先の気持ちも分かんのよ。でもこっちの想定の範囲内を超えられちゃうと…手に負えなくなっちゃうっていうのは、まぁ生え主のエゴよね」



「…遊んでるように見えて実はしっかり仕事してる、ってのが毛先でも人でも理想だからね…」



【談】
あくまでも適度に遊ばせたいのに、さも “ごめん遊ばせ” とでも言いたげなとっ散らかりスタイルになることのほうが多く、手を焼いています。

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