第三百二十七回 笑と笑と・【愕然】

か行


非常に驚くさま。





「…はよー」



「おはよ。朝から暗いな。今日もかーちゃん蝶野に変身しちゃった?」



「今日は呆然としながらの “ガッデム” だったな…」



「wwwもうたらこフレーク食うのやめたげろよ」



「今日はたらこじゃない。ししゃもだ」



「ししゃも?」



「昨日の晩メシのししゃも残ってるから食ってけって言われて、レンジでチンしたら爆発して…」



「wwwマジでか」



「レンジで爆発すんのって卵だけじゃねーんだな。すげーよ。ラップしてんのに突き抜けて飛び散って、レンジ庫内でクラスター発生してたわ」



「…そりゃ本物の蝶野でも愕然とするわな…」



【談】
こういった大惨事が巻き起こってしまった際には、大家族・石田さんチの伝説の名場面、“次女のヨーグルト撒き散らし事件” における母ちゃんの名言、「まぁこんな事でもないと掃除しないからね」を思い出し、粛々と後片付けを行うのみです。

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