第三百三十三回 笑と笑と・【不可避】

は行

避けようがないこと。また、そのさま。





「うーん…。まぁ…これでいいか」



「お待たせー。そろそろレジ行くけど決まった?」



「あ、うん。もうこれでいっかーって」



「アイライナー探してるんだっけ。それでいいの?」



「うん。もう左手が限界だし」



「左手?」



「見てこれ」



「www試し書きでエラいことになってる」



「左手の甲だけ草生やしたみたいになっちゃって…」



「大草原不可避www」



「あれってネットスラングの世界だけじゃないんだね…」



【談】
何気なくインスタを見ていたら、“アイシャドウは茶系のグラデーション、黒のアイライナー&マスカラで目力アップ…は平成メイクでもう古い!” という投稿を見かけ、“そ、そういえば自分のメイクはもう古い気が…” と10年前からメイク方法がほぼ変わっていないことに焦りを感じ、数年ぶりにアイメイクコスメを新調してみることにしました。
どうやら最近のアイシャドウパレットには締め色が無いものもあり、(知ってました奥さん?) どこに何を塗ればいいのやら…と多少混乱しつつも、“抜け感” のある目元が完成するらしいコスメを何点か購入。焦げ茶よりも明るい、赤茶系のアイライナーが欲しくて散々試した結果、左手の甲が大草原不可避状態となり、レジでのお会計が若干気まずかったですが、これでなんとか令和顔にアップデートできそうです。

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