第三百三十七回 笑と笑と・【一触即発】

あ行


ちょっと触れればすぐに爆発しそうなこと。危機に直面していること。





「あの服屋さん、夏物セールやってたから覗いてみたの。そんで買ったらほら、またレノアもらっちゃった」



「どれどれ、今度は “クールリフレッシュ&シトラスの香り” 、か…」



「シトラスは分かるけど、クールリフレッシュって具体的には何の香りかしらね?」



「リフレッシュできたかどうかは個人によるだろ。これひろゆきに見つかったら “それってあなたの感想ですよね?” って一悶着あるぞ」



「んじゃ見つからないようにこそっと洗濯してみるわ」



〜翌日〜




「どうだった?」



「んっとねー。グリーンガーデンがクールリフレッシュとシトラスにケンカ売って一触即発だったんだけど、河原で拳と拳でぶつかり合ったら何故か最終的に仲良くなって、夕日をバックに一緒に肩組んで帰ってる感じ。それをミュゲが木陰から見守ってる」



「体育会系は何かと爽やかだな…」



【談】
洗ってみたらどぎつい香りが発生することなく、クールにリフレッシュできる感じるがしなくもないので、私の心の中のひろゆきはとりあえず顔を出さずに済みそうです。

コメント